カスタム パッチ XML プロセスの概要

表示

このトピックではビデオ チュートリアルを使用できます。 動画にアクセスするには、次のリンクをクリックしてください。

関連ビデオを見る (09:47)

概要情報

注意! カスタム パッチ XML ファイルの作成と使用は、上級管理者のみが行ってください。不正確なカスタム パッチの作成および配布は、社内で使用中のプログラムのパフォーマンスに重大な悪影響を及ぼすおそれがあります。

Security Controls には、プライマリ データ定義ファイルでサポートされていないパッチをスキャンおよび配布する能力が備わっています。 このためには、サポートする追加パッチと製品に関する情報を含む独自のカスタム パッチ XML ファイルを作成できるようにします。 Security Controls は、カスタム XML ファイルをプライマリ データ ファイルと結合し、スキャンおよび配布を実行する際に、この変更されたファイルを使用します。

カスタム XML ファイル内では、複数のカスタム製品、セキュリティ情報、およびパッチを定義できます。

  • カスタム製品:プライマリ XML パッチ データ ファイルで現在サポートされていない製品。 たとえば、社内利用限定で開発された製品がある場合があります。
  • カスタム セキュリティ情報:セキュリティ更新を通知して説明するために使用されます。 カスタム XML ファイルには複数のセキュリティ情報を含め、各セキュリティ情報には複数のパッチを含めることができます。 一般的にセキュリティ情報に含まれる情報の中には、概要、既知の問題、影響する全ソフトウェアのリスト、およびセキュリティ更新 (パッチ) ファイルへのリンクなどがあります。 当然、この場合は、パッチがセキュリティ情報と同じ XML ファイルに含まれます。
  • カスタム パッチ: プライマリ データ定義ファイルで現在サポートされていないソフトウェア更新。 カスタム パッチは既存の製品またはカスタム製品に適用できます。 たとえば、ベンダから特別なプライベート パッチを受け取る場合、ベンダの製品への独自のパッチを作成する場合、独自のカスタム製品のパッチを作成する場合などがあります。

標準パッチとカスタム パッチの大きな違いの 1 つは、カスタム パッチは配布前にパッチ ダウンロード ディレクトリにダウンロードできないことです。 その代わりに、手動でパッチをすべての想定される場所 (通常はコンソールとすべての配布サーバ) にコピーすることで、パッチを使用可能にする必要があります。

エージェントを使用してカスタム パッチを配布する場合は、必ずエージェントが使用する配布テンプレートの [IP 範囲で配布サーバを使用する] チェック ボックスをオンにします。 カスタム パッチはベンダからダウンロードできません。このため、エージェントは 1 つ以上の配布サーバからカスタム パッチをダウンロードできなければなりません。 詳細については、「配布テンプレート:配布サーバ タブ」をご参照ください。