製品レベルおよびパッチの配布プロセスの詳細
エージェントを使用して製品レベルとパッチの両方を配布できます。 製品レベルとパッチの両方が見つからないエージェント コンピュータの場合、製品レベルが最初に配布されます。
製品レベルの配布プロセス
エージェント コンピュータに複数の製品レベルが不足している場合、一度にインストールされる製品レベルは1つだけです。 エージェント パッチ タスクは、第一製品レベルのダウンロードを開始することから始めます。 オペレーティング システムの製品レベルが、製品の製品レベルよりも高い優先順位でダウンロードされます。製品レベルが正常にインストールされると、コンピュータが再起動され、再スキャンされます。 このプロセスが、すべての製品レベルが配布されるまで、または1日の制限に達するまで ([配布を制限 (1 日あたり)] をご参照ください) 反復されます。
1日に配布可能な製品レベルの数の制限
配布を制限 (1日あたり) オプションを使用して、1日にコンピュータに配布できる製品レベルの最大数を指定できます。製品レベルの配布は長時間かかる可能性がある上、ほとんどの場合コンピュータの再起動が必要になるため、通常は、小さい数にしておくことをお勧めします。 1日の製品レベルの配布数を制限しないと、コンピュータに不足している製品レベルが大量にある場合に、そのコンピュータに非常に大きな負担がかかるリスクがあります。 指定した制限より多くの製品レベルがコンピュータに不足している場合、追加分の製品レベルは次回パッチ タスクが実行されたときに配布されます。
:この場合の「日」は暦日単位であり、24時間の期間ではないことに注意してください。 つまり、1 日は深夜 0 時にリセットされます。 時間ベースで実行されるようにパッチ タスクをスケジュールすると (推奨されません)、午前0時までに最大数の製品レベルを配布し、.午前0時を過ぎたらまたすぐに配布することで、夜間のメンテナンス期間を最大化することも可能になります。
パッチ配布プロセス
承認済みのパッチのリストが決定された時点で、優先度に従い、パッチがダウンロードおよびインストールされます。 最初にセキュリティ パッチがダウンロードされ、その後に他のすべてのパッチ タイプがダウンロードされます。
製品レベルおよびパッチのダウンロード プロセス
各エージェント パッチ タスクには、見つからない製品レベルおよびパッチをダウンロードするための、合計2時間というメンテナンス期間が割り当てられます。
- 製品レベルには、ダウンロード、インストール、再起動、再スキャンという一連のプロセスを完了するための時間として、60分間が割り当てられます。
- パッチには、見つからない (不足している) パッチをダウンロードするための、60分という別の時間枠が割り当てられます。
この、それぞれ60分という時間枠内に正常にダウンロードされた製品レベルおよびパッチのみが、アクティブなパッチ タスクによってインストールされます。 パッチ タスクが最初の60分という時間枠内で不足しているすべての製品レベルのダウンロードを完了できない場合、残りの製品レベルは、次回パッチ タスクが実行されたときに特定され、ダウンロードされ、インストールされます。 同様に、パッチ タスクが60分という時間枠内で不足しているすべてのパッチのダウンロードを完了できない場合、残りのパッチは、次回パッチ タスクが実行されたときに特定され、ダウンロードされ、インストールされます。
バックグラウンドでのダウンロードとチェックポイント/再開
ダウンロードは他のアプリケーションで使用されていないアイドル帯域幅を使用し、バックグラウンドで実行されます。 Web 閲覧などのフォアグラウンド タスクは、製品レベルおよびパッチのダウンロード プロセスの影響を受けません。
ファイル ダウンロード中にエージェント コンピュータがネットワークから切断された場合、処理は一時停止し、ネットワークに再度接続したときに中断された場所から自動的に再開します。 この方式はチェックポイント/再開と呼ばれ、頻繁にネットワークが切断されるコンピュータで非常に有効です。