スマート デバイスの登録ルールの作成
登録ルールを使用すると、スマート デバイスはサーバに接続し、デバイスが表示されるフォルダを決定できます。登録ルールには ID、パスワード、ルールを使用するデバイスがあるフォルダ名が含まれます。登録ルールを Android Enterprise アカウントに関連付け、デバイスの作業プロファイルに、会社が承認したアプリへのアクセスを付与することもできます。
スマート デバイスを Avalanche に接続するには、デバイス ユーザは登録 ID とパスワードを指定する必要があります。デバイスが Avalanche サーバに接続するときに登録され、登録ルールに関連付けられたフォルダに配置されます。
登録ルールを作成するには
1.[登録] タブをクリックします。[登録ルール] パネルで、[追加] をクリックします。
あるいは、
ナビゲーション ツリーで、ルールを作成する領域またはフォルダを選択し、[表示] をクリックします。[フォルダ詳細] ページで、[登録ルール] パネルの [追加] をクリックします。
[登録ルール] ダイアログ ボックスが表示されます。
2.登録 ID、登録ルールが関連付けられている対象フォルダ、およびパスワードをテキスト ボックスに入力します。
各登録ルールには一意の ID が必要です。登録ルールは登録ルールの目的を示す ID を使用することをお勧めします。
3.Android デバイスを接続している場合は、通知サービスを選択します。
•バージョン6.2以前の標準 Avalanche イネーブラを使用している場合は、ANS を選択します。
•バージョン6.3以降の標準 Avalanche イネーブラを使用している場合は、ANS または FCM を選択します。
•Android Enterprise イネーブラを使用している場合は、FCM を選択します。
4.Android Enterprise を使用している場合は、[Android ESA] ドロップダウンメニューで、会社を選択します。
5.デバイス ユーザにエンドユーザ使用許諾契約 (EULA) を表示場合は、ユーザ独自のテンプレートのいずれかをアップロードするか、Ivanti が提供したテンプレートを修正できます。[テンプレートのダウンロード] をクリックして同じテンプレートを表示するか、[参照] をクリックして独自のテキスト ファイルをアップロードします。
6.[保存] をクリックします。
7.配布を実行し、登録ルールをスマート デバイス サーバに送信します。
デバイスは登録されるときに、使用する登録ルールに関連付けられたフォルダに配置されます。
通知サービスのタイプ
登録ルールを作成している間に、通知サービスを選択し、Android デバイスと Avalanche サーバ間の通信を確立する必要があります。現在、Avalanche は次の通知サービスをサポートします。
•Avalanche Notification System (ANS)。 ANS は Ivanti によってサポートされ、追加の認証資格情報は必要ありません。ANS は標準の Avalanche イネーブラで使用できます。
•Google Cloud Messaging (GCM)。 GCM は廃止予定です。既に GCM 認証資格情報がある場合にのみこのオプションを選択します。詳細については、「GCM for Android の構成」をご参照ください。
•Google Firebase Cloud Messaging (FCM)。 FCM はバージョン6.3以降の標準 Avalanche イネーブラおよび Android Enterprise イネーブラで使用できます。FCM 認証資格情報の取得または GCM からの移行については、「FCM for Android の構成」をご参照ください。
登録ルールには、参照とグループの2種類があります。
•参照。 参照登録ルールは領域で作成される必要があります。参照登録ルールは特定のデバイス サーバに関連付けられていないため、デバイスが登録ルールを使用するときには、接続先のデバイス サーバに相対的なフォルダに配置されます。たとえば、参照ルールに関連付けられている対象フォルダが Staging の場合、その登録ルールを使用するすべてのデバイスは、接続するサーバの領域内のフォルダ Staging に配置されます。領域に Staging フォルダがない場合、フォルダは自動的に作成されます。参照ルールは、一括登録機能を使用している場合に特に有用です。一括登録の詳細については、「Android デバイスの接続」をご参照ください。
•グループ。グループ登録ルールはフォルダで作成される必要があります。グループ登録ルールは特定のデバイス サーバに関連付けられます。このルールを使用するすべてのデバイスは同じフォルダに配置されます。ルールに関連付けられたフォルダを変更する場合は、登録済みのデバイスには影響しません。
各登録ルールは、デバイスとの通信で使用されるプロトコルを設定します。プロトコルはインストールするイネーブラのタイプに固有です。登録ルールで使用するプロトコルの詳細については、「Android デバイスの接続」をご参照ください。
各登録ルールにはフォルダが関連付けられています。デバイスは登録されるときに、登録ルールに関連付けられたフォルダに配置されます。サーバが構成したフォルダ割り当ての種類によっては、デバイスが移動または削除される場合があります。
•統計デバイス フォルダの割り当て。 登録後にデバイスを別のフォルダに移動できますが、デバイスが再登録されると、登録ルールに関連付けられたフォルダに戻されます。
•動的デバイス フォルダ割り当て。同期時に、一致する選択条件の最初のフォルダにデバイスが移動されます。サーバは各同期中にデバイスを評価します。
動的または静的フォルダ割り当ては、スマート デバイス サーバ プロファイルで構成されます。詳細については、「スマート デバイス サーバ プロファイルの作成と構成」をご参照ください。