Velocity Forms
Velocity Forms (Velocity 2.1.29で追加されました) は、WMS を変更せずに現在の WMS ワークフローを拡張するための方法です。フォームは、破損した商品の処理やシフト開始時のチェックリストの実行など、頻繁に発生する可能性があるが現在 WMS によって管理されていないタスク用に作成できます。
フォームは Velocity Console で作成し、HTML ページとして Ivanti Neurons for IIoT サーバに公開します。 Velocity クライアントが Ivanti Neurons for IIoT サーバのアドレスで構成されている場合、公開されているフォームが [ショートカット] メニューに表示されます。 ユーザは、Velocity でフォームを起動して、フォームに入力し、[送信] をタップして、データを Ivanti Neurons for IIoT サーバに送信できます。 管理者は、そこからデータの処理を自動化できます。
フォームを使用するためには、デバイスに Velocity クライアントがインストールされていて、Velocity のライセンスがあることが必要です。 さらに、デバイスには Ivanti Neurons for IIoT のライセンスが必要です。 これらのライセンスは、Velocity クライアントが Ivanti Neurons for IIoT サーバからフォームを取得しようとしたときに配布されます。
フォームを作成する場合、空白のフォームを作成して一から始めることも、付属のテンプレート フォームのいずれかを使用することもできます。Velocity Console のフォーム プロジェクトには、[フォーム詳細] ページと [フォーム ビルダー] ページという2つのページがあります。[フォーム詳細] ページには、フォームに関するすべてのデータと、Ivanti Neurons for IIoT サーバの接続情報が含まれています。[フォーム ビルダ] ページを使用すると、事前に作成された要素を使用して HTML ページを作成できます。
1.Velocity Console を起動します。
2.画面の右上隅にある新規作成ボタンをクリックし、[フォーム] を選択します。
3.フォーム ライブラリに含まれているフォームの1つを使用する場合は、[テンプレートから作成] を選択した後、使用するテンプレートを選択します。それ以外の場合は、[空白のフォームで開始] を選択します。
4.プロジェクトの名前と顧客を入力します。
5.[作成] をクリックします。
プロジェクトが開き、フォームを編集できます。
1.フォーム プロジェクトが開いていて、 公開の詳細が構成されていることを確認します。 フォームを公開できるようにするための認証資格情報の設定については、「Ivanti Neurons for IIoT 認証資格情報の管理」をご参照ください。
2.画面の右上隅にある [公開] をクリックします。
3.コンソールがサーバに接続できる限り、フォームはサーバに公開されます。 サーバに自己署名証明書がある場合、フォームを公開するために、証明書の詳細を表示して証明書を受け入れるように求められます。
Ivanti Neurons for IIoT サーバ上の公開済みのフォームを確認するには、[フォーム] > [フォーム] に移動します。既定では、フォームはすべてのユーザに表示されます。
フォームが公開されると、これもまたサーバの詳細を使用して構成されている Velocity クライアントで利用できるようになります。 サーバの詳細を使用したクライアントの構成については、「Ivanti Neurons 設定」をご参照ください。
1.フォームで使用する予定のプロファイルに Ivanti Neurons for IIoT サーバの詳細が含まれていることを確認します。 サーバの詳細を使用したクライアントの構成については、「Ivanti Neurons 設定」をご参照ください。
2.Velocity クライアントで、ホストに接続します。
3.[ショートカット] メニューで、フォームの名前をタップします。(または、キーボード上のカスタム キーから、またはスクリプトからフォームを起動できます)。
4.フォームの詳細を入力し、フォームの下部にあるボタンをクリックして送信します。
フォーム データが Ivanti Neurons for IIoT サーバに送信され、クライアントにはフォームが起動される前のホスト画面が表示されます。
フォーム データは Ivanti Neurons for IIoT サーバに公開されます。 公開されたフォームは、[フォーム] ページ ([フォーム] > [フォーム]) で確認できます。既定では、フォームはすべてのユーザに表示されます。
リスト内の任意のフォームの [アクション] > [送信内容を表示] をクリックすることで、送信されたデータにアクセスします。フォームへの送信内容は、フォームを公開したユーザの [ファイル] > [すべてのファイル] > [マイ ファイル] ディレクトリにある、フォームにちなんで名付けられたディレクトリにも保存されます。
フォーム データの処理を自動化するには、[シナリオ管理] ページで、[検出] > [フォーム] または [検出] > [ファイル] ブロックを使用します。 選択した検出ブロックに応じて、新しいフォーム データが検出されたとき、または新しいファイルが My Files ディレクトリに追加されたときに、シナリオが実行されます。
•プロジェクト リストで、エクスポートするプロジェクトの右上隅にある [詳細] > [エクスポート] をクリックします。 ファイルを保存する場所を選択し、zip ファイルの名前を指定します。
-または-
•プロジェクトが開いたら、[エクスポート] ボタンをクリックします。 ファイルを保存する場所を選択し、zip ファイルの名前を指定します。
•Velocity Console を開き、プロジェクトのリストに移動します。 エクスポートされたプロジェクトの zip ファイルをファイル エクスプローラからコンソールにドラッグします。
-または-
•フォームを既存のフォームにインポートするには、フォームを開き、[インポート] をクリックします。プロジェクトの zip ファイルを選択し、[開く] をクリックします。 インポートしたフォームの詳細により、フォーム内の既存の詳細は上書きされます。
ローカルのフォーム ライブラリに追加するには、テンプレートとして使用するフォームをエクスポートし、そのエクスポートしたファイルを次の場所にコピーします。
[インストール ディレクトリ]\Wavelink\Velocity Console\FormTemplates
次回コンソールを起動してフォームを作成する際には、そのフォームが、利用可能なテンプレートのリストに表示されます。