Velocity Client の使用

Velocity Client の詳細については、「Velocity Client のインストール」をご参照ください。 Client アプリがインストールされると、以下のアクションを実行できます。

セッションとホスト プロファイル

ホストに接続するには、Velocity クライアントを最初に起動したときに、ホスト プロファイルを選択します。 ホスト プロファイルを新規作成するには、画面上部の端にある [追加] ボタンをタップまたはクリックします。 (ホスト プロアイル オプションについては、「ホスト プロファイルの構成」をご参照ください)。ホスト プロファイルを編集するための既定のパスワードは system です。 ホスト プロファイルを編集するためのパスワードの設定については、「グローバル設定プロジェクトの使用」をご参照ください。

Velocity クライアントを使用して Android デバイス間で構成を共有します。 詳細については、「[タップして共有] の使用」をご参照ください。

セッションが既に開いているときに別のセッションを開始するには、[メニュー] ボタンをタップします。 表示されたメニューで [セッションの追加] をタップして別のホストに接続します。 一度に最大4セッションに接続できます。セッション タイプの組み合わせは任意です。一度に複数の Web セッションでもかまいません。

別のアクティブ セッションに切り替えるには、[メニュー] ボタンをタップした後、ホストの名前をタップします。 接続された Web セッションで、コンテンツをコピーして貼り付けることはできません。

Android クライアントでの Web セッション中に新しいタブを開くには、リンクを長押しして、コンテキスト メニューから [リンクを新規タブで開く] を選択します。 target="_blank" 属性を持つリンクをクリックすると、自動的にそのリンクが新しいタブで開きます。 複数のタブが開いている場合、クライアントのメニュー バーに [タブ] ボタンが表示されます。 [タブ] ボタンをタップし、切り替え先のタブを選択して、タブを切り替えます。

ホスト セッションを切断するには、[メニュー] ボタンをタップします。 切断するセッション名の横の X をタップします。

コンソールで構成したホスト プロファイルをデバイスから削除するには、デバイスから .wldep ファイルを削除します。 デバイス上で作成されたプロファイルを編集または削除するには: 

Android または Windows では、プロファイルの [詳細オプション] ボタン (縦に並んだ3つのドット) をタップまたはクリックし、オプションを選択します。

iOS では、プロファイルを左にスワイプします。

Android または Windows でクライアントを終了するには、現在の接続をすべて切断した後、[メニュー] > [終了] をタップします。 iOS の場合は、[ホーム] ボタンをダブルタップし、閉じるアプリをスワイプします。

キーボード

画面でキーボードを起動するには、画面の下部にあるキーボード ボタンをタップします。 これにより、ホスト プロファイルにカスタム キーボードが関連付けられているかどうかによって、既定またはカスタムのキーボードが読み込まれます。 Velocity キーボードとシステム キーボードを切り替えるには、最下部の、キーボード ボタンの横にある [切り替え] ボタンをタップします。

複数のカスタム キーボードを切り替えるには、キーボードを左右にスワイプし、他のカスタム キーボードを切り替えます。 この機能は、Velocity コンソールで作成されたカスタム キーボードがホスト プロファイルに関連付けられている場合にのみ動作します。

強化されたログ記録 (Android のみ)

Android デバイスで、デバッグ ロギングをオンデマンドでオンにします。 Client でプロファイル リストに移動した後、[メニュー] > [拡張ロギングの開始] をタップします。 Client に構成パスワードが設定されている場合、拡張ロギングを開始するためには、ユーザがパスワードを入力する必要があります。 Client は新しいログ ファイルでデバッグ ロギングを使い始めます。 Client は、Client が閉じられるか、ユーザが [メニュー] > [拡張ロギングの停止] をタップするか、またはログ ファイルが最大サイズに達するまで、拡張ロギング モードのままになります。 拡張ロギングが停止されると、Client はユーザにメッセージを表示し、Velocity ログとネットワーク ログを zip ファイルにコピーし、この zip ファイルをデバイス上の Downloads/com.wavelink.velocity ディレクトリに保存します。 セッションが Web セッションである場合、ネットワーク ログは生成されません。

デバイスが Android 10である場合、Client は Downloads/com.wavelink.velocity ディレクトリにアクセスできないため、代わりにファイルを Android/data/com.wavelink.velocity/files ディレクトリに保存します。 Android 10よりも新しい、つまりそれよりも後のバージョンの Android デバイスでは Downloads ディレクトリにアクセスできますが、Android 10ではアクセスできません。

ロギング完了時にログ ファイルを Console に自動的に送信する場合は、強化されたログ記録プロジェクトを使用します。 詳細については、「強化されたログ記録プロジェクトの使用 」をご参照ください。

Speakeasy と Bluetooth デバイス

Bluetooth 対応のヘッドセットまたはプリンタを Android デバイスとペアリングするには、Velocity Client を開き、[メニュー] > [Bluetooth ペアリング] に移動します。 デバイスの NFC タグまたはバーコードをスキャンしてペアリングします。
ペアリングする前に Bluetooth デバイスを検出モードに切り替えることが必要になる場合があります。 通常は、点滅が開始するまで、電源ボタンを押し続けます。
デバイスの NFC タグもバーコードもない場合は、システム設定に移動し、デバイスを検出してペアリングできます。

Bluetooth または NFC 対応のヘッドセットを Windows デバイスとペアリングするには、ヘッドセットを検出モードにします。 通常は、点滅が開始するまで、電源ボタンを押し続けます。 Velocity Client から、[メニュー] > [ヘッドセットのペアリング] > [参照] に移動します。 検出されたデバイスのリストが表示されます。 デバイスにバーコードがある場合は、[メニュー] > [ヘッドセットのペアリング] > [バーコードのスキャン] に移動してペアリングします。

Speakeasy を使用するには、Speakeasy .apk ファイルがインストールされていること、プロジェクトで音声プロバイダが選択されていること、プロジェクトに適切なスクリプトと文法ファイルが含まれていることを確認してください。

Android デバイスで音声プロファイルを使用するには、ホスト プロファイルで音声プロファイルが有効になっており、かつ用語のリストが定義されていることを確認します。 Velocity Client で [メニュー] > [音声プロファイル] をタップします。 プロンプトが表示されますので、エンジンがうまく認識できていない単語を録音します。 音声プロファイルを保存すると、そのプロファイルが適用されます。
すべてのセッションが切断されると、音声プロファイルは無効になります。 再度有効にするには、[メニュー] > [音声プロファイル] をタップし、プロファイルの名前を選択して、[適用] をタップします。

iOS デバイスで実行されているクライアントは、Web セッション タイプのみをサポートしています。Speakeasy や、ヘッドセットのペアリングはサポートしていません。

フォームにアクセスするには、ショートカット メニューをタップします。 利用可能なフォームがショートカット メニューに表示されます。 クライアントがフォームを取得するためには、ホスト プロファイルに Ivanti Neurons for IIoT 情報が構成されている必要があります。