新しい資産タスクの作成

Windows コンピュータのみに適用されます。

資産タスクは、対象コンピュータのソフトウェアおよびハードウェア資産を判定するためのスキャン方法とスキャン日時を定義します。 資産タスクを作成しない場合、このポリシーが割り当てられているエージェントによって資産スキャンが実行されません。 資産管理機能の背景情報については、「資産管理の概要」をご参照ください。

1 つのエージェント ポリシーにつき、複数の資産タスクを作成できます。 タスク タイトルバーにある表示/非表示の三角を使用すると、各タスクを展開/折りたたみできます。 これで、作業中のタスクだけを一度に表示できます。

エージェント ポリシーで作成できる資産タスク数には理論的な上限がありませんが、運用上の上限はあります。 たとえば、ポリシーに含まれている資産タスクが多すぎると、そのポリシーの追跡や管理が困難になる可能性があります。

エージェント資産タスクは [資産] タブで構成します。 既存の資産タスクを編集したり、[資産タスクの追加] をクリックすると新しいタスクを作成できます。 タスク名はクライアント プログラム内でユーザに表示されるため、タスクにはわかりやすい名前を付けてください。 エージェント資産スキャンの結果はコンソールに報告され、コンピュータ ビューで表示できます。

フィールド

説明

資産スキャン テンプレート

エージェントで資産スキャンを実行するときに使用するテンプレートを指定する必要があります。 資産スキャン テンプレートは、スキャン対象の項目とスキャン中に無視する項目を正確に指定します。 選択可能なテンプレートのリストには、定義済みのテンプレート (完全資産スキャン) と既に自分で定義したカスタム テンプレートが表示されます。 次の手順も実行できます。

  • 新規:新しい資産スキャン テンプレートを作成できます。
  • 編集:既存のカスタム資産スキャン テンプレートを編集できます。 定義済みのテンプレートは編集できません。 現在エージェント ポリシーで使用されているテンプレートを編集して保存する場合は、次回コンソールでチェックインすると、そのポリシーを使用するエージェントが更新されます。

[新規] または [編集] をクリックする場合、[資産スキャン テンプレート] ダイアログが表示されます。テンプレートの設定の詳細については、「新しい資産スキャン テンプレートの作成」をご参照ください。

スケジュール領域

資産スケジュールでは、対象コンピュータでタスクを実行する頻度を指定します。 特定の時刻または特定の繰り返しパターンでタスクを定期的に実行できます。 各エージェントにはビルトインのスケジューラがあります。 スケジュールされた資産タスクを開始する直前に、スケジューラは新しい資産データを確認します。

エージェント スケジューラは、同じエージェント エンジンを直列実行します。 たとえば、いずれも午前1:00に開始される2つの資産タスクを含むポリシーを定義した場合、両方の資産タスクが1:00に開始されるのではなく、直列実行 (順次連続実行) されます。 一方、資産タスクとパッチ タスクの両方が午前 1:00 にスケジュールされている場合は、エージェント エンジンが異なるため、いずれも午前 1:00 に開始されます。

スケジュールを利用

有効な場合、タスクはエージェント コンピュータでスケジュール設定に従い繰り返して実行されます。 有効ではない場合、スケジュール設定は無視され、タスクはコンソールから、またはエージェント コンピュータから手動で開始する必要があります。

毎時

タスクを 1 時間ごとに実行するようにスケジュールできます。

  • hh 時間ごとに実行:スキャンの間隔 (時間) を正確に指定できます。 有効な値は 1 ~ 100 時間です。
  • 開始時刻を指定:最初のスキャンが指定した時刻に開始されます。 後続のスキャンは、[hh 時間ごとに実行] で指定した間隔で実行されます。

毎日

指定した日の指定した時刻にタスクが実行されます。 たとえば、このオプションを使用すると、毎日深夜、毎週土曜日の午後9:00、または毎月第1日曜日の午前1:00などに、スキャンを実行できます。

毎日オプションを使用して、Microsoft の Patch Tuesday など定期的な毎月のイベントと連動してタスクをスケジュールすることもできます。たとえば、毎月の資産スキャンを Patch Tuesday の翌日にスケジュールする場合、第 2 火曜日を指定し、遅れ (日) を追加オプションを使用してタスクを 1 日遅らせることができます。

スケジュール時刻をランダムに設定 (分)

タスクを実行する正確な時刻をずらし、データ ファイル、エンジン コンポーネントなどのダウンロード要求が同時に発生することに起因するコンソールまたは指定配布サーバの過負荷を防止します。

スケジュールで実行できなかった場合、起動時に実行する

対象コンピュータの電源が切れていて、スケジュールされたタスクが実行されなかった場合、このオプションを使用すると、コンピュータの再起動時にタスクを自動的に強制実行できます。 [起動後の遅延 (分)] チェック ボックスをオンにしていない限り、タスクは即時実行されます。チェック ボックスがオンの場合、指定された時間 (分) だけ実行が延期されます。

エージェントを保存して更新

ポリシー ファイルへのすべての変更を保存し、コンソールに格納します。 また、次のように、現在このポリシーが割り当てられていないエージェント コンピュータを更新します。

  • エージェント コンピュータがオンラインで、ポリシー更新をリスニングするように構成されている場合は、更新されたポリシーがただちにコンピュータにプッシュされます。
  • エージェント コンピュータがオンラインで、ポリシー更新をリスニングするように構成されていない場合は、次回エージェントがコンソールにチェックインするときに、更新されたポリシーがプッシュされます。
  • エージェント コンピュータがオンラインではない場合は、次回エージェントがコンソールにチェックインするときに、更新されたポリシーがプッシュされます。

[エージェント ポリシー エディタ] が閉じます。

キャンセル

前回の変更を保存せずに、エージェント ポリシー エディタを終了することを示します。 「変更を保存しますか? 」というメッセージが表示され、変更を保存するかどうかを確認します。[はい] をクリックした場合、ポリシーが保存され、関連付けられたエージェントが更新されます ([エージェントを保存して更新] と同様)。 [いいえ] をクリックすると、変更は保存されずに、エージェント ポリシー エディタが閉じます。