Speakeasy の使用

Ivanti Wavelink の Speakeasy はモバイル デバイスとユーザ間のリアルタイム音声通信を支援する通信システムです。 Android デバイスの Velocity Client v1.2.104以降のバージョンで使用できます。

Speakeasy は、セッション画面のデータをユーザが聴くことができる読み上げられた指示 (音声合成) に変換する機能を備えています。 ユーザが読み上げた応答を文字にして、ホスト コンピュータに送信できます (音声認識)。 音声合成と音声認識の両方をインストールするか、会社のニーズに合ったコンポーネントのみをインストールできます。 Speakeasy は複数の言語をサポートします。

Speakeasy Tools for Velocity を Velocity Console と同じ場所にインストールし、Speakeasy for Velocity .apk を Speakeasy 機能を使用する各デバイスにインストールする必要があります。 Speakeasy は Velocity とは別のライセンスを使用しますが、同じライセンス配布方法を使用します。

始める前に

音声認識または音声合成を使用することで合理化や効率アップが可能なエミュレーション プロセスはどれかを判別します。音声認識の邪魔になる周囲の騒音がうるさい環境では、音声合成を実装することのみを選択することもできます。

ヘッドフォンや音声対応デバイスなど、適切なハードウェアを用意してください。

必要なライセンス、音声認識パッケージ、音声合成パッケージを Ivanti から入手します。

Velocity を使用した Speakeasy のセットアップ

1.Speakeasy ツールをインストールします。 このツールは Velocity Console の別のコンポーネントです。 Velocity コンソールをインストールした後に、Speakeasy MSI をインストールできます。 完了すると、ダイアログが閉じ、TE プロジェクトは音声オプションを使用できます。 Speakeasyのインストールについては、「Velocity Console のインストールまたはアップグレード」をご参照ください。

2.音声エンジンを有効にします。 セッション中に Speakeasy を使用するには、ホスト プロファイル画面からホスト プロファイルの音声を有効にします。このオプションは [ホスト プロファイル] > [音声] タブにあります。

3.音声の追加: アクティブ化されたコンテンツ メニュー項目。 メニュー項目を編集し、一致する語句で音声をわかりやすくします。 また、音声速度、音量、繰り返しなどを制御する設定済みのメニュー項目を追加できます。 コンテキスト メニュー項目の編集については、「画面要素の編集」をご参照ください。

4.文法ファイルを作成または編集する。 Speakeasy によって認識される単語と語句をカスタマイズするには、現在の文法ファイル ( .bnf 拡張子) を編集するか、新しいファイルを作成します。 新しいファイルを使用して、カスタム用語のサポートを追加し、リストと用語を管理可能な部分に分けます。 文法ファイルの作成と使用については、「文法ファイル」をご参照ください。

5.文法ファイルをリソースとして追加する。 プロジェクトに関連付けるすべての文法ファイルを見つけ、そのプロジェクトのリソースとして追加します。プロジェクトに追加された文法ファイルのみがホスト セッションに関連付けられます。 [設定] > [リソース] タブからプロジェクト リソースを管理します。

6.音声スクリプトを設定する。Velocity API とライブラリ スクリプトを使用して音声サポートを追加します。Velocity のスクリプトの作成については、「詳細な構成の使用」をご参照ください。

7.クライアントに配布する。 すべての音声設定、スクリプト、文法ファイルを定義し、プロジェクトに追加した後、ホスト プロファイルをデバイスに配布します。ユーザがそのホスト プロファイルをタップすると、Speakeasy が有効になっていることを示すメッセージが表示されます。プロジェクトの配布については、「プロジェクトの配布」をご参照ください。