バージョン2023.2 4月
Ivanti Neurons for Discovery

Ivanti Neurons for Discovery の以前のバージョンでは、SNMP スキャンは少数の 既定の SNMP OID に限定されていました。 SNMP 対応のネットワーク デバイス上の特定の属性 (例: シリアル番号) をクエリするための独自の一意のオブジェクト識別子 (OID) を定義し、SNMP スキャン機能を無限に拡張できるようになりました。
これにより、SNMP ベースのネットワーク管理の柔軟性とカスタマイズ オプションが向上し、ネットワーク環境の特定のニーズに合わせてデバイス検出を調整できるようになります。
詳細については、カスタム OID をご参照ください。

Ivanti Neurons エージェントを配布する前に、ターゲットの Linux / macOS エンドポイントの SSH フィンガープリントを確認する機能。 これにより、不正なエンドポイントが意図されたターゲット デバイスとして機能して、機密の可能性のあるデータを受信することが防止されます。
SSH フィンガープリントはエンドポイントの一意の識別子として機能するため、エージェントの配布先となるターゲット エンドポイントが本当に意図したものであることを保証できます。
この追加されたセキュリティ層が、エージェント配布に関連する潜在的なセキュリティの脆弱性を防止し、エンドポイントの完全性を確保するのに役立ちます。 配布前に SSH フィンガープリントを検証することで、クラウドから Linux / MacOS エンドポイントを管理する際に、より安心して行うことができます。

Google Workspace コネクタは、Google Workspace から ChromeOS デバイス、エンドポイント デバイス (Windows、macOS)、モバイル デバイス (iOS、Android)、およびユーザをインポートするように設計されています。 さまざまなフィルタを有効または無効にして、インポートするデータ オブジェクトを選択します。
詳細については、Google Workspace コネクタをご参照ください。

2つの新しいフィルタが Qualys コネクタに追加されました。 1つ目は、Qualys で定義されているデバイス タイプによってデバイスをフィルタリングするためのものです。 2つ目のフィルタは、Qualys タグによってデバイスをフィルタリングするためのものです。 作成した Qualys タグを入力すると、コネクタはそれらのタグを持つデバイスをインポートします。
詳細については、Qualys コネクタをご参照ください。

新しいフィルタが VMware vCenter コネクタに追加され、vCenter ステータスに基づいてデバイスをフィルタリングできるようになりました。
詳細については、VMware vCenter コネクタをご参照ください。
Ivanti Neurons for Edge Intelligence

ログオン パフォーマンスを経時的に表示できるようになりました。 既存のログオン パフォーマンス クエリと同様のデータを使用するこの新しいクエリには、構成されたデバイス範囲のログオン パフォーマンス期間を経時的に示す、別のグラフが含まれています。

デバイスごとに複数のディスクが区別しやすくなるように、[ディスク] という列が追加されました。

[コンピュータ名] および [ユーザ名] に対して列フィルタが導入されました。 この変更により、コンピュータやユーザ名に基づいてデバイスを選択することで、デバイスの検索と比較が容易になります。

クエリ コンフィギュレータの [国] プロパティ機能が拡張されました。 国プロパティの値を指定する際に、オートコンプリート機能による検索が追加されています。これにより、指定されたあらゆる値の不一致が防止されます。
Ivanti Neurons for Healing

Ivanti Neurons Bots は、顧客プレビューの段階から一般提供に移行しています。 Neurons Bots が、いずれ置き換えられることになる既存の Neurons (機能) と並んで、テナントのメニューに姿を現し始めます (同じ権限および資格情報の構造が利用されるため、現在 Neurons (機能) にアクセスできる人にのみ表示されます)。 Neurons Bots は、同じ使い慣れたローコード/ノーコード エディタをベースとしていますが、次のようなアップグレードと改善が満載です。
- UI
- 同じ UI ですべてのボット タイプが新しいモダンなルック アンド フィールに。
- [Neurons からインポート] ユーティリティが組み込まれており、既存の Neurons 機能ワークフローを簡単にインポートできます。 移行の労力を最小限に抑えるために必要なアップグレードの変更内容が通知されます。
- [バージョン] コントロールにより、より優れた制御、可視性、および以前のバージョンへのロールバックが提供されます。
- エディタと結果ビューのズーム コントロールにより、ボット ワークフロー全体が見やすくなります。
- 結果ビューには、ステージ上にバッジが表示され、選択した期間にわたる実行の集計が表示されます。 [状態] フィルタは、一意のデバイスごとに、すべての実行を表示するか、最後の実行のみを表示するかを切り替えます。
- [ボットの説明] は、ボットの目的を伝えます。 [バージョン コメント] によるバージョン固有のコメントを使用することで、作成者は加えられた変更を伝えることができます。
- ユーザ定義可能な [カテゴリ] によるタグ付けと (検索による) フィルタリングを使用して、コンテンツを整理できます。
- ボット エディタまたは bot ホームページ内から、bot の名前の変更や説明の更新を行えます。
- 簡単にアクセスできるようにステージをピン留めする機能があります。
- コンテンツ
- すぐに使えるステージが増え、テンプレートのリストも増えています。
- ボット エディタ ビューでのコンテンツ作成の高速化。 CTRL+C を使用してハイライトされたステージをコピーし、CTRL+V を使用してハイライトされたステージを貼り付けます。CTRL+A を使用してすべてのステージを選択するか、Shift キーを押しながらステージの周囲にボックスを描画して、移動またはコピーする複数のステージをハイライトします。
- ボットの作成
- ステージ間で結果とコンテキストを渡すための変数の拡張的な使用 - このリリースでは、多くのクエリ ステージも含まれるように拡張されました。 これにより、診断ボットに役立つ情報を他のステージまたはボット入力からフィードする可能性が提供されます。 たとえば、ユーザがテストを実行するためにアクセスしようとしているが問題が発生しているサイトの URL を入力します。
- 構成の作成と結果の可視性を合理化するための接続条件。 ステージ間の接続リンクをクリックして、デバイス レベルの結果をフィルタリングします。 これにより、比較目的で前のステージのコンテキストを使用する機能も提供されます。 アクションの後にフィルタを適用し、アクションの結果コードに基づいて分岐させます。 フィルタ構成をオーバーレイする、ローカリゼーションもサポートする自動注釈を付けることができます。
- For-each ループ、分岐結合、ボット変数により、使いやすさと柔軟性が向上します。
- ボット入力により、アナリストは実行時に情報をボットに渡すことができます。これにより、汎用ボットが複数のユースケースに柔軟に対応し、複雑さを低く抑えることができます。
- 新しいユーザ ステージ管理機能により、PowerShell、Windows コマンド、BASH、または osquery スクリプトから独自のステージを構築できます。 入力ボックスやドロップダウンを簡単に追加して、ノーコード化し、完全なアップグレードとバージョン管理により他のボット間で再利用できるようにします。
- バッチ処理ではないエンジンが、Microsoft Teams ボットとの大規模なユーザ連係をサポートします。
- ステージ ライフサイクル管理により、Ivanti が提供する (またはユーザが作成した) ステージの変更に伴う移行についてもスムーズなエクスペリエンスを提供します。
- ステージ
- 電子メール レポート: コンテンツ ビルダを使用すると、ボットの他のステージから収集された情報を簡単に抽出し、トリガに応答したすべてのデバイスにわたるレポートを提供できます。
- インターネットの遅延時間: 指定された URL の到達可能性、遅延を監視し、使用中のネットワークと WIFI のシグナルの強さも追跡します。
- デバイス ドライバの問題: 無効になっている、または問題を報告しているデバイス ドライバを特定します。
- イベント ログ詳細: すべてのイベント ログと重大度レベルのイベントがサポートされるようになり、より多くのボット ユース ケースが可能になります。
- フィルタ: 新しい一意のステージ ID フィールドを使用して正しいステージを特定することにより、同じステージ タイプの複数の出現をまたいだフィルタ処理がサポートされるようになりました。
- フィルタ: 時間ベースのフィルタ式に関して、ISO タイムスタンプだけでなく UNIX もサポートされるようになりました。
- MS Teams メッセージ: 情報メッセージの作成が簡素化されています。 Teams ステージで提供される新しい変数 (ユーザの下の名前、電子メール アドレス) により、エンド ユーザへのパーソナライズされたメッセージが可能になります。
- MS Teams メッセージ: 絵文字のサポート。Windows デバイスで Windows キーとピリオド (.) を使用して絵文字キーボードを表示し、Teams ステージ構成に絵文字を挿入できます。
- カスタム PowerShell: クロスプラットフォーム (Mac) サポートのための PowerShell コアとしての実行をサポートします。
- カスタム PowerShell: 前のステージのコンテキストを活用するための変数入力をサポートします。
- カスタム PowerShell クエリ: システムはもちろんログイン ユーザとしての実行がサポートされ、ユーザ固有のコンテキストをデバイスから抽出するのに役立ちます。
- PowerShell クエリと osquery: 出力結果列の指定がサポートされ、これにより後続の変数/トークンおよびフィルタ プロパティとしての使用が可能になります。
- PowerShell クエリと osquery: For-each ステージを使用して結果を得るまで1つのステージをループするのか、複数のステージをループするのかを示すための、複数/単一の結果トグルがサポートされています。
- アプリケーションの状態、プロセスの状態、サービスの状態: 指定されたオブジェクトが存在しない場合に結果を返すように更新され、オブジェクトの自己回復が可能になりました。
- ログ メッセージ: 厳選されたコンテキスト コンテンツをアナリストに渡し、デバイス ビューのカスタム アクションからボットをトリガします。 「ワークスペース」セクションのカスタム アクション - ログ メッセージのフィードバックをご参照ください。
- 送信 Webhook: JSON ペイロードをトリガごと (1つのメッセージで到達したデバイスすべて) またはデバイスごとに簡単に生成できるようになり、サードパーティ サービスへの統合に役立ちます。
詳細については、Neurons Bots の基本操作をご参照ください。

パフォーマンスを最適化するために、実行履歴をテナント管理者設定で更新します。 これにより、UI には60日間の履歴が保持されるようになり、それより前の情報はアーカイブ ダウンロードとして利用できます。
Ivanti Neurons for Patch Intelligence

ユーザ インターフェイスの機能拡張により、Patch Intelligence のエクスペリエンスが最新の Ivanti Neurons のルック アンド フィールに組み込まれています。 Ivanti Neurons for Patch Management や Ivanti Neurons Patch for Intune のエクスペリエンスなど、Ivanti Neurons 全体の一貫性を向上させるための更新です。
詳細については、Patch Intelligenceをご参照ください。

スマート フィルタを作成および管理する機能が追加されました。 スマート フィルタを使用して、選択したフィルタ条件のセットを Patch Intelligence の概要グリッドに保存すると、将来のセッションでフィルタのセットに簡単に戻ることができます。 スマート フィルタにより、組織の準拠しきい値やパッチ セットを簡単に保存して、さらなる調査や研究を行えます。
詳細については、スマート フィルタをご参照ください。

Patch Intelligence の概要グリッドの [日付] 列に60日フィルタが追加されました。

傾向が高または中のパッチに表示されていた [トレンド] データは、[パッチ詳細] ページ > [報告された問題] タブでは非推奨になりました。
詳細については、パッチ詳細をご参照ください。
Ivanti Neurons for Patch Management

- 新規デバイス ビュー。 準拠レポートを表示する場合、デバイス名を選択して準拠レポートのデバイス ビューを開きます。 準拠レポートのデバイス ビューには、単一デバイスの準拠ステータスが経時的に取り込まれます。 ビューをドリルダウンし、特定の日付におけるデバイスの準拠/非準拠ステータスの原因となっているインストールされているパッチと欠落しているパッチのリストを使用して、デバイスの経時的な準拠ステータスを確認します。
- ユーザのご意見に基づいて、準拠レポートと準拠レポートのグリッドのレイアウトとラベルが変更され、日付列がより直観的になっています。 [最新の準拠ステータス] 列に、新しい [スキャン データがありません] ステータスが加わっています。
- レポートの複製機能により、元のレポートから若干の構成変更を加えた新しい準拠レポートを簡単に作成できるようになっています。
詳細については、準拠レポートをご参照ください。

Ivanti Neurons for Patch Management への CVE リストの インポートを自動化して、関連付けけられたパッチを特定した後、パッチ グループを作成またはパッチ グループに追加して、特定された脆弱性を迅速に修復できます。
詳細については、「Ivanti Neurons for Patch Management API ヘルプ」をご参照ください。
Ivanti Neurons Patch for Intune (旧 Ivanti Neurons Patch for MEM)

Intune から公開済みのアプリケーションを削除するための選択オプションと削除ボタンが追加されました。 これにより、時間のかかる手動プロセスが不要になります。 現在使用中のアプリケーションのみを使用してクリーンな環境を維持できるようになりました。
詳細については、「Intune からの製品の削除」をご参照ください。

新しいカテゴリを作成する機能に加え、この Intune カテゴリへの関連付けを行うワークフローがあります。 利用可能なアプリケーションをカテゴリごとに簡単に確認し、次に取るべきアクションを決定します。
詳細については、「公開オプション」をご参照ください。

認証資格情報の処理が改善されたと同時に、更新と書き換えが容易になったことで、初期のオンボード プロセスがよりスムーズになっています。 接続が正常に確立されるまで、ログイン ページがそのまま表示されます。

コンテンツ検証に使用される信頼できる証明書を簡単に配布するためのボタンが追加されました。また、証明書の有効期限が近づくと警告が表示されるため、将来のダウンタイムが防止されます。
詳細については、「Patch for Intune」をご参照ください。
Ivanti Neurons プラットフォーム

[レコードの自動削除] 設定 ([管理者] > [設定])。 Ivanti Neurons プラットフォームがデバイスとユーザのデータを保持する期間を構成します。 既定では、無期限に保持されるように設定されていますが、30日、60日、90日、120日、180日、または365日間だけレコードを保持するオプションがあります。 構成された設定に基づいて、表示されていないレコード、またはインベントリ イベントが発生したレコードはすべて削除されます。
Ivanti Neurons for Spend Intelligence

資産にインストールされているソフトウェアについてより良い洞察を得るための詳細情報として、[一般提供]、[サポート終了]、[使用期限] がソフトウェア インサイト ダッシュボードに組み込まれ、利用できるようになりました。
詳細については、「ソフトウェア インサイト」をご参照ください。

SaaS の使用レベルが、過去30日間の使用ではなく90日間の使用に基づいて表示されるようになり、使用がなかった場所も示されるようになりました。
詳細については、「SaaS 管理」をご参照ください。

「デバイスごと」のような指標として「シートごと」が追加されました。
詳細については、「ライセンス マネージャ」をご参照ください。
Ivanti Neurons for Workspace

ワークスペース (カスタム アクション) ボットに対するアクセス制御の導入により、誰にアクセス権があるかについての可視性を個々のボット レベルで制御できます。 これは、たとえば、より上級なヘルプ デスク技術者のために強力なボットを予約しておく場合に便利です。
詳細については、カスタム アクション ボットのトリガ設定をご参照ください。

ボットの新しい [メッセージをログに記録] ステージを使用して、ボットの進行に応じてアナリストにリアルタイムのフィードバックを提供できます。 これには、入力されたテキストと、変数/トークンとして挿入された前のステージの結果の組み合わせを含めることができます。 これは、進捗状況の更新、成果、または結果を伝えるための、多様な目的で使用できます。 これをボット入力と組み合わせると、入力に基づいた自動診断の実行や、アナリストへの結果のフィードバックに役立ちます。

リアルタイム エンジンが構成されているデバイスの場合、デバイスの [パフォーマンス] タブにある各サービスに [スタートアップの種類] フィールドと [ログオン] フィールドが組み込まれています。

デバイスの [ソフトウェア インベントリ] タブに、ソフトウェア エントリの [評価スコア] が表示されるようになりました。 評価スコアは、それぞれの実行可能ファイルの SHA-256ハッシュ値を使用して、既知のソフトウェア タイトルのデータベースと照合することによって生成されます。