Environment Manager の新機能
バージョン2021.3
コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。
Environment Manager エンドポイント分析ツール
すべてのデバイス上の適用済み EM ポリシー構成について、環境全体にわたる洞察が得られます。
Environment Manager エンドポイント分析ツールにより、 エンドポイント上のポリシー構成を、エンドポイントのロギング データを使用して分析できます。このツールは、管理者が原因をすばやく調査、診断し、必要な変更を適宜行えるように、存在する可能性のある構成の問題を検出して強調表示します。構成の問題をトラブルシューティングできることやデバッグできることの価値に加え、計画済みのアップグレードやシステム変更のリスク評価も可能になります。
詳細については、「エンドポイント分析ツール」をご参照ください。
非仮想化アプリケーション グループの個人設定
ユーザ設定が仮想キャッシュ内に常駐している場合に、特定のアプリケーションの動作やパフォーマンスに悪影響が及びます。重大な機能がサードパーティや OS リソースとの対話に依存している場合、従来は、それらの管理をアプリケーション グループから Windows 設定グループ (WSG) に移す必要がありました。
2021.3リリースでは、このシナリオが発生した場合に、Environment Manager が真の柔軟性を提供します。アプリケーション グループごとに構成された、「非仮想化」アプリケーション グループ (NVAG) オプションにより、キャプチャされた設定を、既定の仮想キャッシュではなく、実際のファイルおよびレジストリの場所に保持することが可能です。同期は、アプリケーション グループのプロセスの開始時と終了時に、継続的に行われます。結果として、ユーザのログオンやログオフの妨げとならない、最適なパフォーマンスが得られます。
詳細については、「アプリケーション グループ」および「PVC 仮想化について」をご参照ください。
Windows 11および Windows Server 2022 – OS 条件
Environment Manager ポリシーおよび個人設定 (Windows 設定グループ、WSG) 内の OS 条件が更新され、Windows 11と Windows Server 2022がサポートされています。
OS 条件により管理者は、エンドポイントのオペレーティング システム (OS) に基づいたアクションの作成や選択を行えます。
「コンピュータ条件」および「Windows 個人設定」というヘルプ トピックをご参照ください。
圧縮ファイルと設置の削除
[個人設定の分析] > [設定の削除] 内にある [圧縮ファイルと設置を削除] オプションが、既定では無効になりました。
「圧縮ファイルの削除」をご参照ください。
Office 365 – Outlook プロファイルの作成処理
Environment Manager 2021.3 for Microsoft Office 2016以降、Outlook 用の Office 365プロファイルを構成する機能がサポートされなくなりました。
詳細については、「Outlook 処理」をご参照ください。
テレメトリ
製品利用統計情報データは、当社製品の品質、拡張性、信頼性、機能性を測定する上で役立ちます。配布や採用のデータに関する大局的なビューが得られるため、当社の将来の製品開発について最大限の情報に基づいた意思決定を行えるようになります。
Environment Manager 2021.3 では、ライセンス データに関する製品利用統計情報が導入されました。エージェントによって提供される情報は、当社の既存の EULA 契約条件に従うものであり、機密データや個人を特定できるデータは一切含まれません。
詳細については、「製品利用統計情報」をご参照ください。
以前のバージョン
コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。
VHD(X) のサポート
仮想セッションのキャッシュ ローミングのサポートが拡張され、VHDX および VHD のサポートが追加されました。VHDX は、仮想ディスク ストレージの大容量化というメリットを提供します。また、最新のハードウェアおよびオペレーティング システム用に最適化されています。
詳細については、「仮想セッションのキャッシュ ローミング」をご参照ください。
VHD の最大サイズ
VHD の最大ストレージ容量の既定値が150 MB ~ 2 TB に増えました。VHDX の場合の最大容量は150 MB ~ 64 TB です。詳細については、「仮想セッションのキャッシュ ローミング」をご参照ください。
スタート メニュー
Windows 10スタート メニュー ビルダーにより、タイル レイアウトを使用しない、パーソナライズしたスタート メニュー処理を作成できるようになりました。
詳細については、「Windows 10スタート メニュー ビルダー」をご参照ください。
個人設定オペレーションの変更
PersOps での全プロファイル削除
個人設定オペレーションのユーザ インターフェイスに、[すべてのグループの現在の設定を削除] オプションが追加されました。
詳細については、「個人設定オペレーション ヘルプ (個別ユーザの現在の設定)」をご参照ください。
複数グループのメンバーシップを許可
2021.1現在、個人設定サーバは、1人のユーザに割り当てられた複数のロールを統合して、集約された権限付与を行うようになっています。以前は、重複するグループとの一致が検出されると、「競合するグループ」というメッセージが表示されていました。
詳細については、「個人設定オペレーション ヘルプ (ユーザ管理)」をご参照ください。
コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。
UWP アプリケーションのファイル タイプ関連付け
Environment Manager 2020.3リリースでは、ファイル タイプ関連付けのサポートが強化され、Win32アプリケーションと UWP (Universal Windows Platform) アプリケーションの両方が追加されました。「ファイル タイプ関連付け処理」 ダイアログでは、管理者がアプリケーション タイプ ラジオボタンを選択し、任意のアプリケーションを選択または指定する必要があります。選択可能な UWP アプリケーションのリストは Environment Manager によって自動的に生成されますが、必要に応じて手動で編集できます。
詳細については、「ファイル タイプ関連付け」をご参照ください。
処理遅延の構成
Environment Manager 2020.3では、処理の遅延の構成で新しいオプションが導入されました。[処理] ダイアログの一部の [遅延] タブを使用して、必要な処理遅延を指定できます。以前は、カスタム アクションとスクリプト言語を使用して、処理の遅延が構成されていました。
詳細については、「処理の構成」をご参照ください。
コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。
Windows 10 スタート メニュー ビルダー
このリリースでは、Environment Manager Windows 10スタート メニュー ビルダーが導入されました。これは、配布されたスタート メニュー カスタマイズに比類ないソリューションを提供する優れた新機能です。
•さまざまなユーザに合ったユーザ中心のメニューをすばやく作成できます。
•管理者は使いやすいインターフェイスで、リストの UWP および Win32アプリケーションをカスタマイズし、タイル レイアウトを作成できます。
•ユーザのニーズが変わったり、Windows 更新によって意図しない変更が発生したりした場合に、カスタマイズされたメニューを簡単にメンテナンスおよび管理することができます。
カスタマイズされたメニューがログオン トリガーに対するアクションとして作成され、構成の一部として保存されます。必要な数のスタート メニューを作成し、指定したユーザ グループに配布できます。スタート メニュー ビルダー ウィザードで使用可能な Windows アプリケーションの既定のリストは XML ファイルで提供されるため、ウィザード内で簡単に置換したり修正したりできます。
詳細については、「Windows 10スタート メニュー ビルダー」をご参照ください。
Windows 設定グループのファイル タイプ除外
カスタム Windows 設定により、個人設定データベースから含まれる (除外される) 項目を選択することで、レジストリキー、特定のフォルダとファイルをパーソナライズできます。Environment Manager 2020.2では、ユーザ ワークフローが改善され、フォルダ パスを指定せずに特定のファイル タイプを除外できます。
カスタム Windows 設定は、Windows 設定グループと有効な除外に適用することができます。この機能強化により、除外を指定するときの柔軟性が高くなり、より絞り込まれた結果が得られます。
詳細については、「カスタム Windows 設定」をご参照ください。
VPN での Windows 設定の同期
ログオン時には、ユーザのパーソナライズされた Windows 設定の同期が試行されます。この同期の結果は、個人設定サーバで既に確立された安定した接続によって異なります。
Environment Manager 2020.2では、エンジニアリング キーが使用可能になりました。これにより、同期と VPN 接続のタイミングが一致することが保証されます。場所や接続タイプに関係なく、使い慣れたパーソナライズされたデスクトップの提供がサポートされます。
「WSG の VPN 同期を有効にする」をご参照ください。
詳細にすばやくアクセスする
このオンライン ヘルプ システムのほかに、オンライン ドキュメント、ヘルプ動画、キュレーションされたコミュニティ記事で、豊富なサポート情報が提供されています。2020.2リリースでは、これらのリソースを概要表にまとめ、リリースノートおよびオンライン ヘルプ ランディングページから使用できるようにしました。
コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。
ローカライゼーション
Environment Manager 2020.1リリースがローカライズされ、次の5言語に対応するようになりました。
•英語
•ドイツ語
•日本語
•中国語 (簡体字)
•中国語 (繁体字)
必須の言語設定の選択については、User Workspace Manager 内の「言語設定」ヘルプ トピックに記載されています。
Windows Server 2019 のサポート
Environment Manager 2020.1個人設定サーバ、コンソール、およびエージェント コンポーネントはすべて、Windows Server 2019と互換性を持つようになりました。たとえば、 Windows Server 2019を確認するポリシーで、追加の条件を使用できます。
サポートされるソフトウェアの詳細については、「管理対象のプラットフォーム マトリクス」をご参照ください。
オペレーティング システム条件については、「コンピュータ条件」をご参照ください。
Environment Manager 2019.1 SP2 リリースでは、バグ修正、およびコードの機能強化が行われました。新機能はありません。
複数セッションを対象とする VHD 自動コピーのオン/オフの切り替え
Environment Manager 2018.3では、複数の仮想セッションにまたがって作業するユーザが各自のキャッシュにアクセスできるように、VHD キャッシュ ローミングを利用できる機能が導入されています。これにより、非永続 Windows 環境のユーザは、同時に複数のセッションを実行できます。
ただし、このマルチ セッションをサポートするため、デバイスにログオンするたびに VHD が作成され、ユーザあたり最大5つの VHD が保持されます。
この機能は既定では必要ないというフィードバックを一定数のお客様からいただきましたので、現在ではマルチ セッション サポートのオン/オフの切り替えを可能にして、バックエンド ストレージのディスク使用量を軽減できるようにしています。
詳細については、「キャッシュ ローミング」をご参照ください。
状況依存ヘルプの改善
Environment Manager の状況依存ヘルプ システムが拡張され、関連するヘルプ トピックにコンソールから直接アクセスしやすくなりました。 また、Ivanti ヘルプ システムに組み込まれた匿名による製品利用統計情報により、Ivanti ではシステムの使用状況についての洞察を得られるようになりました。
次のようなデータが収集されます。
•最もよく閲覧されたヘルプ ページ
•最もよく検索された用語
•特定のページからのナビゲーション パス
このデータにより当社では、開発の工数およびリソースを製品の主要領域に集中させることで、機能の改善やユーザ エクスペリエンスの簡素化を促進できます。
グループ ポリシー インポート ウィザード
Active Directory グループ ポリシー オブジェクトとグループ ポリシー設定をインポートするための直感的なウィザードが導入されました。オブジェクトがインポートされ、Environment Manager 処理として適用できます。これにより、ポリシー オブジェクトの採用が簡素化され、エンドポイントでのユーザ ログオン時間を短縮できます。
詳細については、 「グループ ポリシー処理」をご参照ください。
Ivanti Automation パラメータの無効化
Environment Manager の Ivanti Automation との統合が拡張されました。Ivanti Automation で作成された個別のタスクとモジュールのパラメータは Environment Manager automation 処理に渡されます。インテリジェンスが実装され、Environment Manager と Ivanti Automation の間の同期されていないパラメータを特定して修正します。修正できない場合は、ユーザに通知されます。
詳細については、「Ivanti Automation」をご参照ください。
VHD キャッシュ切り替え - Windows および Outlook Search
キャッシュ切り替え機能が拡張され、Windows および Outlook 検索インデックスの切り替えのサポートが追加されました。これは、2つの新しいビルトイン テンプレートを使用してアーカイブされます。
•Outlook 検索テンプレート
Outlook 検索インデックスは、ユーザ単位のプロファイルで、VDI と RDSH のセッション間で切り替えられます。
•Windows および Outlook Search テンプレート
システム規模の Windows 検索データベースは、単一ユーザ デスクトップで切り替えできます (VDI、キオスク/ホットデスク PC)。
詳細については、「Windows および Outlook Search 」をご参照ください。
個人設定データベース - Azure SQL 互換性
このリリースでは、個人設定データベースを Azure SQL データベースとして配布できます。つまり、Azure で SQL データベースを管理するために、仮想マシンを使用する必要がなくなりました。
データベースの構成および管理は引き続き Server Configuration Portal (SCP) 経由で実行され、オンプレミスおよび Azure 仮想マシン SQL Server インストールのサポートは残ります。
詳細については、「サービス互換性としての Azure SQL」をご参照ください。
個人設定テンプレート - ファイル タイプ関連付け (Windows 10) を切り替えます
新しいビルトインの Windows グループ テンプレートを使用して、ファイル タイプ関連付け Windows 10を切り替えます。セッション間でユーザの既定のアプリケーション設定を永続させ、デバイスに関係なく、一貫した使い慣れているユーザ経験を保証します。
詳細については、「ファイル タイプの関連付け」をご参照ください。
GeoSync AlwaysOn サポート
AlwaysOn サポートが GeoSync に追加されました。従来は、新しいバージョンの Environment Manager にアップグレードする前に、SQL Merge Replication で、マスターとすべてのサブスクライバでレプリケーションを無効にする必要がありました。これは GeoSync の場合には該当しません。アップグレードは GeoSync で実行できます。
詳細については、「GeoSync AlwaysOn Support」 をご参照ください。
OneDrive キャッシュ切り替え
キャッシュ切り替え機能が拡張され、非永続セッション間でユーザの OneDrive キャッシュを切り替えできるビルトイン テンプレートが含まれます。これにより、Office 365をご使用の場合に利点がもたらされます。
詳細については、「OneDrive キャッシュ切り替え」をご参照ください。
Office 365仮想コンテナの同時ユーザ アクセス
複数の仮想セッションで作業しているときに、ユーザがキャッシュにアクセスできるキャッシュ切り替え機能を使用できます。一般的なシナリオは、ユーザが複数の仮想セッションから Outlook にアクセスしている場合です。
詳細については、「同時ユーザ」をご参照ください。
実行 または Connect As 機能 - 改善されたセキュリティ
実行 または Connect As 機能では、実行ユーザ ライブラリから選択されたプロファイルを使用して、ドライブ マッピングとポリシー処理を実行できます。2018.3では、このようなユーザ プロファイルの認証資格情報を暗号化および復号化するために使用される方法が改善され、セキュリティが大幅に強化されました。
公開鍵と秘密鍵の組み合わせは、実行ユーザ認証資格情報を暗号化および復号化するために使用されます。
- 公開鍵は、パスワードを暗号化するために、Environment Manager コンソールで使用されます。
- 秘密鍵は、パスワードを暗号化するために、エージェントで必要です。秘密鍵は、管理されているすべてのエンドポイントの Certificates - Local Computer\Personal\Certificates フォルダにインストールする必要があります。
この機能の詳細については、「実行ユーザ ライブラリ」をご参照ください。
Ivanti Automation との統合
このリリースでは、Ivanti Automation との統合が導入され、タスクの自動管理を可能にします。日常的なタスクと複雑なタスクは、Environment Manager ポリシー処理内から実行できます。これにより、Ivanti Automation と Environment Manager ポリシー エンジンの能力が統合され、時間の節約によって、IT 担当者は優先度の高い課題に取り組むことができます。
この機能の詳細については、「Environment Manager ポリシーへの Automation 統合」をご参照ください。
仮想セッションのキャッシュ ローミング
キャッシュ ローミングは、ログオン中にユーザの仮想デスクトップまたはセッションにコンテナを関連付けます。これは、セッション間でアプリケーション キャッシュを永続します。
この機能では、2つの新しい EM ポリシー処理が導入されます。
- VHD 管理 – 作成するには、ユーザ セッション中にコンテナを接続および接続解除します。
(セッション ロックおよびセッション切断トリガーで VHD を切断する機能は、後から Environment Manager で廃止されました。) - キャッシュ ローミング - ユーザ プロファイル内でリダイレクト先を構成します。上記の処理で管理されるコンテナまたは別のフォルダになります。
この機能の基になる主要な要因の1つは、企業内で増えている Office 365の採用をサポートすることです。お客様は、設定済みのプロファイル キャッシュ オプションを使用するか、カスタム リダイレクトを設定することで、Outlook Cached Exchange Mode などのシナリオで、仮想セッション間のローミングを簡単に構成することができます。
詳細については、「仮想セッションのキャッシュ ローミング」をご参照ください。
既存のサブスクライバの GeoSync 設定 - ワークフローの改善
GeoSync により、複数の場所で、個人設定またはユーザ設定を同期できます。いずれにしても、サードパーティ技術の要件はありません (SQL Merge Replication など)。
10.1 FR4では、現在、複数の「スタンドアロン」個人設定 データベースを管理していて、GeoSync への移行を検討している既存のお客様を支援する機能が導入されています。同期されたモデルにスムーズに移行できるように、10.1 FR4にはスクリプトが用意されています。これを使用すると、設定する前に、サブスクライバ データベースがパブリッシャと互換性があることを保証できます。
詳細については、「GeoSync」 をご参照ください。
Windows 10機能強化
引き続き Windows 10の導入に注力するための取り組みとして、10.1 FR4は次の2つの主な領域で既存の機能を拡張します。
- ファイル タイプの関連付け (FTA) ポリシー処理では、ファイル タイプの既定のアプリケーション設定が完全に管理されるようになりました。
- スタート メニューのサイズを変更するユーザは、Windows 10 1703以上のセッションでパーソナライズされるようになります。
Microsoft Edge ブラウザ 個人設定
お客様が Windows 10の導入を進めていく際に、Edge ブラウザをパーソナライズする能力は、ユーザ エクスペリエンスにとって重要です。Environment Manager は、お気に入り、リーディング リスト、ブラウザ設定などの一般的なブラウザ項目がセッション間でユーザごとに永続することを保証します。
必要な個人設定グループに割り当てる前に、管理者が、既存のコンソール ワークフローを使用して、Ivanti の Microsoft Edge 個人設定 テンプレートをインポートします。Edge は Windows Store アプリケーションに関連付けられた Universal Web Platform (UWP) を使用しますが、当社は、お客様が標準の Win32アプリケーションに類似したアプローチでパーソナライズできることを保証し、プロファイル アーカイブとロールバックのサポートを提供します。
詳細については、「アプリケーション グループ テンプレート」 をご参照ください。
GeoSync
ユーザは、別の地域に移動したり、物理デスクトップから仮想デスクトップに移動したりすることがありますが、同じパーソナライズされた経験が得られると考えています。Environment Manager 10.1 FR2のリリースでは、新しい GeoSync 機能により、企業の場所に関係なく、パーソナライズされたデスクトップ経験が実現されます。
管理者は、どのユーザの設定をどのサイトに同期する必要があるのかを構成し、同期の実行スケジュールを構成するだけです。EM 個人設定のみを集中管理し、ユーザ データは収集管理しない場合でも、簡単に構成することができます。
付属の PowerShell コマンドレットおよび API に基づき、GeoSync 機能の設定、構成、監視を完全に自動化し、企業の配布モデルに適合させることができます。
これまで、複数の地理的に分散したサイトが存在する場合は、SQL Server Merge Replication を使用して、個人設定 データおよび構成を同期してきました。しかし、これにはさまざまな制限と複雑性が伴います。GeoSync 機能はビルトイン機能であり、SQL Standard Edition のみが必要です。
詳細については、「GeoSync」 をご参照ください。
エンドポイント セルフサービス ツール (ESST) ローカライゼーション
ESST はシステム トレイ ユーティリティであり、個人設定グループごとに構成することで、エンドユーザはユーザ個人設定 データを管理することができます。FR2のリリースでは、構成されたエンドポイント ロケールに基づき、ユーザに合わせて、フランス語、ドイツ語、オランダ語が自動的にローカライズされます。
コンソールのブランドおよび名称変更
Environment Manager コンソールが更新され、新しい会社名の Ivanti を反映します。詳細については、ここをご覧ください。
レジストリやサービスなどの特定の領域では、「AppSense Environment Manager」という名前が使用されている場合があります。既存のユーザにとって、移行による中断をできるかぎり少なくするために、このようにしています。
アイコンの更新
バージョン10では、User Workspace Managerコンソールのデザインが大幅に変更されました。私たちはフィードバックに耳を傾け、 コンソールで使用されるアイコンの一部を更新することにより、明るい色をEnvironment Manager コンソールに追加しました。
ポリシー ノードのスケジューリング
Environment Manager ポリシー ノードを構成し、特定のスケジュールに追加で実行することもできるようになりました。管理者は、トリガーを再実行せずに、定義された間隔で、構成内の特定の処理または条件を柔軟に再適用または評価できます。
たとえば、管理者がユーザ プレデスクトップ トリガー内のノードをスケジュールすることを選択する場合です。ユーザがログオフしてもう一度ログオンしたかどうかに関係なく、ログオン中と定義されたスケジュールの両方で実行できます。
Windows タスク スケジューラと同様のワークフローを使用することで、複雑なスクリプトの代わりに、この新しい機能を簡単に利用できるようになりました。
この機能は、ユーザおよびコンピュータ ポリシー トリガーの両方で使用できます。
動画:ノード スケジュール
詳細については、「ノード スケジュール」をご参照ください。
構成ノードとコメント
Environment Manager ポリシー内で、管理者は、ノード処理と条件に注釈を付けることができます。
この機能では、3つの新しいオプションが導入されます。
- ポリシー ノード処理ペイン内のコメント
- 既定のノード説明を編集できます
- ポリシー ノード処理ビューに、メモ タブが追加されました
これらは、特に、複数の管理者がポリシー構成にアクセスする環境で有用です。構成内の主要な詳細と更新を視覚的に追跡することができます。
動画:ノード説明
詳細については、「ノード説明」をご参照ください。
SQL Mirroring サポート
10.1 FR1リリースでは、10.0/10.1では提供されていなかった SQL Mirroring のサポートが再導入されました。これを使用するときには、SQL Always On が推奨されます。これにより、十分な時間をもって、Ivanti のベストプラクティスに移行できます。
詳細については、「User Workspace Manager ヘルプ」をご参照ください。
Windows Server 2016のサポート
Environment Manager 10.1個人設定、サーバ、コンソール、およびエージェント コンポーネントは、すべて Windows Server 2016 と互換性があります (デスクトップ エクスペリエンス インストールのサーバ)。たとえば、 Windows Server 2016を確認するポリシーで、追加の条件を使用できます。
サポートされるソフトウェアの詳細については、「管理対象のプラットフォーム マトリクス」をご参照ください。オペレーティング システム条件については、「コンピュータ条件」をご参照ください。
グループ ポリシー処理の機能強化
[ポリシーの設定] ダイアログは、簡易的なワークフローのために再設計されました。ダイアログには、ポリシー カテゴリ、名前、ファイル名、有効かどうかなどの詳細設定が表示されます。これらの詳細設定は、構成プロファイラで生成されるレポートでも使用できます。また、すべてのグループ ポリシー テンプレートを保存するためにコンソールが使用する既定の場所を設定できます。これは、ネットワーク共有にグループ ポリシー オブジェクトを保存し、ローカル ポリシー定義フォルダにコピーしない場合に役立ちます。
詳細については、 「グループ ポリシー処理」をご参照ください。
Microsoft Office 2016のロックダウン
Environment Manager更新された Microsoft Office Lockdown Wizard を使用して、Office 2016スイートでアプリケーションの ロックダウン処理を作成します。
詳細については、「ロックダウン管理」 をご参照ください。
ファイルとフォルダ削除の新しい「より古い」条件
ファイルとフォルダ削除処理では、新しい条件を使用できます。属性 (作成日、前回変更日時、前回アクセス日時) が特定の日数よりも古い場合に、ファイルまたはフォルダが削除されることを指定できます。
詳細については、「処理管理」および「ファイルの削除処理」をご参照ください。
Citrix XenDesktop セッションの簡易トリガー
XenDesktop セッションは、セッション ロック/ロック解除および切断/接続変更中に、該当するトリガーを正常に実行します。以前は、追加の構成が必要でした。
詳細については、「XenDesktop 接続のトリガーと後方互換性」をご参照ください。
オペレーティング システム条件のビルド番号オプション
Microsoft 更新モデルは、ビルド番号を使用して、機能リリースとサービスパックを特定します。コンピュータ オペレーティング システム ルールを作成するときには、一致するか、最大または最小ビルド リリースとして使用されるターゲット ビルド番号を指定できます。たとえば、特定の Windows 10および Windows Server 2016ビルドを対象にすることができます。
詳細については、「コンピュータ条件」 をご参照ください。
表示/編集機能を検索と置換で使用できます
ポリシーで、検索と置換検索結果で返される、特定の処理と条件にすばやく移動できます。結果を選択し、[表示/編集] をクリックすると、その項目が、表示および編集用に、該当するダイアログですぐに開きます。
詳細については、 「検索と置換」をご参照ください。
Windows Server 2016のサポート
Environment Manager 10.1個人設定、サーバ、コンソール、およびエージェント コンポーネントは、すべて Windows Server 2016 と互換性があります (デスクトップ エクスペリエンス インストールのサーバ)。Windows Server 2016コンピュータに個人設定サーバ10.1をインストールできます。Server 2012以外の追加の構成は不要です。Windows Server 2016用に定義済みの Windows 設定グループが提供されています。たとえば、ユーザのノートブックでの Windows 10個人設定は、Server 2016 RDPセッションでそのユーザが使用できます。
サポートされるソフトウェアの詳細については、「管理対象のプラットフォーム マトリクス」をご参照ください。オペレーティング システム条件については、「コンピュータ条件」をご参照ください。
強化されたショートカット管理
ユーザが異なる環境でローミングしている場合は、個人設定によって、解決できない個人設定 ショートカット リンクが管理され、ユーザのセッションに表示されないようになっています。
詳細については、「ローミング ユーザのショートカット管理」をご参照ください。
個人設定オペレーション コンソール ローカライゼーション
個人設定 コンソールは、フランス語、オランダ語、ドイツ語の3つの新しい UI 言語に対応します。
個人設定オペレーションの詳細については、「個人設定オペレーション ヘルプ」をご参照ください。