Environment Manager の新機能

バージョン2021.3

コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。

Environment Manager エンドポイント分析ツール

すべてのデバイス上の適用済み EM ポリシー構成について、環境全体にわたる洞察が得られます。

Environment Manager エンドポイント分析ツールにより、 エンドポイント上のポリシー構成を、エンドポイントのロギング データを使用して分析できます。このツールは、管理者が原因をすばやく調査、診断し、必要な変更を適宜行えるように、存在する可能性のある構成の問題を検出して強調表示します。構成の問題をトラブルシューティングできることやデバッグできることの価値に加え、計画済みのアップグレードやシステム変更のリスク評価も可能になります。

詳細については、「エンドポイント分析ツール」をご参照ください。

非仮想化アプリケーション グループの個人設定

ユーザ設定が仮想キャッシュ内に常駐している場合に、特定のアプリケーションの動作やパフォーマンスに悪影響が及びます。重大な機能がサードパーティや OS リソースとの対話に依存している場合、従来は、それらの管理をアプリケーション グループから Windows 設定グループ (WSG) に移す必要がありました。

2021.3リリースでは、このシナリオが発生した場合に、Environment Manager が真の柔軟性を提供します。アプリケーション グループごとに構成された、「非仮想化」アプリケーション グループ (NVAG) オプションにより、キャプチャされた設定を、既定の仮想キャッシュではなく、実際のファイルおよびレジストリの場所に保持することが可能です。同期は、アプリケーション グループのプロセスの開始時と終了時に、継続的に行われます。結果として、ユーザのログオンやログオフの妨げとならない、最適なパフォーマンスが得られます。

詳細については、「アプリケーション グループ」および「PVC 仮想化について」をご参照ください。

Windows 11および Windows Server 2022 – OS 条件

Environment Manager ポリシーおよび個人設定 (Windows 設定グループ、WSG) 内の OS 条件が更新され、Windows 11と Windows Server 2022がサポートされています。

OS 条件により管理者は、エンドポイントのオペレーティング システム (OS) に基づいたアクションの作成や選択を行えます。

コンピュータ条件」および「Windows 個人設定」というヘルプ トピックをご参照ください。

圧縮ファイルと設置の削除

[個人設定の分析] > [設定の削除] 内にある [圧縮ファイルと設置を削除] オプションが、既定では無効になりました。

圧縮ファイルの削除」をご参照ください。

Office 365 – Outlook プロファイルの作成処理

Environment Manager 2021.3 for Microsoft Office 2016以降、Outlook 用の Office 365プロファイルを構成する機能がサポートされなくなりました。

詳細については、「Outlook 処理」をご参照ください。

テレメトリ

製品利用統計情報データは、当社製品の品質、拡張性、信頼性、機能性を測定する上で役立ちます。配布や採用のデータに関する大局的なビューが得られるため、当社の将来の製品開発について最大限の情報に基づいた意思決定を行えるようになります。

Environment Manager 2021.3 では、ライセンス データに関する製品利用統計情報が導入されました。エージェントによって提供される情報は、当社の既存の EULA 契約条件に従うものであり、機密データや個人を特定できるデータは一切含まれません。

詳細については、「製品利用統計情報」をご参照ください。

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